開発本部2年目メンバーで語り合う。2021年の開発本部の変化 【座談会・後編】

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こんにちは、業務委託でエンジニアの採用サポートをしている山岡(@hiro_y)です。

昨年末にお届けした前編に続き、2020年度に新卒で入社したエンジニア3名との座談会、後編をお届けします。後編でお話ししたのは、主にこれから取り組みたいこと、どういう人と取り組みたいかについてです。

目次

目の前のプロジェクトを走り切る

山岡:この半年から1年ぐらいの話をしてきましたが、ここから少し未来の話もしていきましょうか。向こう1年くらいで、個人やチームとしてやりたいことがあったら教えてください。

植江田:僕が担当する「Webクリッピング」の開発チームは、「PR TIMES」にクリッピング機能を統合するプロジェクトを走らせているのですが、このプロジェクトは昨年完了予定だったところから遅れてしまっている状況です。会社として早めに進める必要があるということなので、向こう半年間はとにかくリリースし切るために、全てのリソースを割きたいです。

鈴木:僕は、入社当時とても古いレガシーコードを触っていました。これも一つの経験と思って取り組んではいたものの、結構気持ちを削られながらやっていたことがあります。

今はリプレイスを進めてモダンにしてきたこともあって、気持ちのいい開発が少しずつできるようになってきました。そういう体験を今後入社してくる人たちにもしてもらいたいなと思っています。

ビジネス的にも開発者的にもいいものを作れたら、一石二鳥ですもんね。ビジネスとしてプロダクトを成長させつつ、コードの開発者にとっても良いものにできたらと思っています。

江間:僕は、新規機能の開発をしており、今はMVP(Minimum Viable Product)のリリースを目標に行なっています。ただし、機能として提供しなければならないものもたくさんあるので、しっかり実装していきたいです。あとはPHPのバージョンが古いために選択できない実装もたくさんあって。バージョンアップが進んできたら、今の構成は書き換えたいなとか。そういうことを考えると、やりたいことは無限に湧いてきますね。

山岡:バージョンが古いと選択肢が削られてしまうのはよくわかります。皆さんチームとしてのお話でしたが、個人として1年くらいの期間で、何か勉強したいことやスキルアップしたいことはありますか?

「この仕事をしている限り、ずっと勉強」

鈴木:僕は、自分で考えたものを、自分の手で作れるようになりたいなと。もう少し短期的な視点で考えると、まずはフロントエンドで想像できるものを自分の手で作れるようになりたいです。今はモダンなコードを書く機会が増えてきたので、フロントエンドの知識をガンガン入れていきたい。モダンコードはどんどん変わっていくから、今年のモダンが2年後には古くなる。この仕事をしている限り、ずっと勉強だなと思っています。

江間:そうですね、僕は初めてPHPを触ったときに、そんなに好きでは無かったんですよね(笑)正直、仕事だからやろうかな、くらいの感じで。でもuzullaさんの影響で、PHPでもこんなにキレイに書けるんだということを知って感動し、それから好きになりました。

大事なのは小手先でキレイに見せることが出来るコーディングTipsではなく、俯瞰的な視点をもって、アーキテクチャを考えたり、設計や実装方針を選定することなのかなと。あとそれを実現させる胆力ですね。今後でいうと僕もそういう仕事をしていきたいと思っています。

山岡:確かにコードにも流行があるし、パターンも様々ありますが、万能なものがあるわけではないので引き出しは色々持っているといいですよね。

植江田:私は、全体的にレベルアップしたいです。クリッピングは一つ何かの対応を始めるとAWS、Elasticsearch、MongoDB、MySQL、などと広い範囲で対応が必要なので、これらの技術をある程度は自力で触れるようになりたいですね。

やりたい事に対して手が足りない。

山岡:ありがとうございます。続いて、会社や他の部門に対するリクエストや要望は何かありますか?

鈴木:リソースですね。今はやるべきところをやるしかない状況でもあるので、寄り道したいときがあってもなかなか時間をとれません。たとえばリファクタリングや社としてのフロントエンドの方針の決定など、やりたい事はたくさんあるので、もどかしさもあります。以前に比べれば、そういった状況も改善されつつあるのですが、リソースが増えれば、もっとフットワークが軽く、いい開発ができそうだなと感じます。皆の選択肢が増えると嬉しいですね。

植江田:僕も同じです。やりたいけどできなかったりすると、もどかしく感じます。あとは差し込みの仕事は優先度高く対応したいんですが、どちらも優先度が高いと、今いる人たちでなんとか頑張るしかないという状況によく陥るので、一人一人の負担が大きいんですよね。

江間:わかります。僕も同じです。

お互いが影響し合い、高め合っていく

山岡:皆さんは、どういう人と働きたいですか?

鈴木:僕は技術的な要求よりも、学ぶ姿勢のある方であれば良いと思っています。仮に技術力が発展途上でも、好奇心旺盛な方だとお互いに切磋琢磨して一緒にやっていけます。今当社で働いているインターン生もそうですが、わからないことがあったときにすぐ聞いてくれる方だととても働きやすいし、聞いてくれることによって自分もどう説明しなければいけないかをもう一度整理できる。自分自身の成長にもつながっている実感があります。

自分自身も技術力の高い方からはプラスの影響を受けていますが、技術以外でも学べるところはたくさんあるので、現在の実力だけが重要だとは思っていないです。あとはPR TIMESのバリューにマッチして入社してきている人が多いと思うので、主体性があったり、みんなに共有しようとか、そういう意思がある人だと働きやすいのかなと思います。

植江田:もちろん技術力はあればあるだけいいと思うのですが、僕もそこまで重視するかと言われるとそうでもないです。自発的に動けるかと、単純にやる気があるかが大事です。自分で動けない人はPR TIMESの社風に合わないかもしれない。誰かが受け身だと仕事が進みづらい面もあるので、やる気があって自分から動ける人が1番合っているのかなと思います。

江間:僕は単純に、自分よりすごい人と働きたいなと思います。実際ここ一年間で、とても技術力の高いインターン生や新卒入社の方が入って来てくれて嬉しくなったんですよね。一緒に働いて自分のモチベーションや楽しさが高まるなという感覚があります。あとはやっぱり、会社のバリューに共感できているかも大事かもしれません。最初はよくても、(本人も周りの人も)後々辛くなってしまうかもしれないので。

どんな仕事をしたい? 選択肢を広げるための努力

山岡:スキルはお互いギブできるものがあるといいですよね。あとは、スキルだけではないという話を皆さんから聞けたのは嬉しいです。では最後に、今後どうなっていきたいかなど、目標を聞かせてください。

鈴木:少し大きいところで言うと、極論ですが「好きなことだけやっていきたい」と思ってます。それは楽をしたい、自由にやりたいということではなく、そのような環境を作るために、技術力・仕事力をしっかり磨いていきたい、という意味です。選択肢を広げるための努力は惜しまないですし、ずっと好きな仕事を選択していけたらいいなと思っています。その方が、仕事だけじゃなくて自分の心も良くなりますよね。

植江田:僕もそうですね。長期的に見たときに、自分のやりたい仕事が技術の力で実現できるといいなと思います。

山岡:そうですね。やりたいこと・やりたくないことも、それまでの経験や触れたもので変わっていくだろうなと思うので。江間さんはどうですか?

江間:僕も好きなことをやっていたい気持ちはあるのですが、人に影響与えているときに楽しいと感じるので、それを技術で実現できるように仕事をしていけたらいいなと思います。

山岡:皆さんの考えていることやリアルな声が聞けてよかったです。私自身、とても共感できるポイントがありました。ありがとうございました!

執筆協力=倉本亜里沙、構成協力=田代くるみ(Qurumu)

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この記事を書いた人

PR TIMESでは業務委託でエンジニアの採用サポートをしています。ベースはPHPのエンジニア。合同会社テンマドという会社をやっています。

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