PR TIMESでCTOをやっている金子 (@catatsuy) です。
PR TIMESが2023/3/19に開催されるYAPC::Kyoto 2023のGold Sponsorsとして協賛することになりました。
当日は私も登壇します。よろしくお願いします。
YAPCとは
YAPCはYet Another Perl Conferenceの略で、Perlを軸としたITに関わる全ての人のためのカンファレンスです。 Perlだけにとどまらない技術者たちが、好きな技術の話をし交流するカンファレンスで、技術者であれば誰でも楽しめるお祭りです!
https://yapcjapan.org/2023kyoto/
YAPCはPerlを軸としつつも、Perl以外の発表もあり、本当に様々な話がされるカンファレンスです。
私は学生の時にYAPC::Asiaに初めて参加をして強い刺激を受けたことを覚えています。それ以来、YAPC::Asiaに関しては毎回、地方開催のYAPC::JapanになってからもYAPC::FukuokaやYAPC::Tokyoなど毎回ではないですが、何回か参加してきました。
私をこれまで育ててきてくれたコミュニティであるYAPCのオフラインイベントが久しぶりに帰ってくるとのことで大変うれしいです。
PR TIMESが協賛する理由
PR TIMESはWebサービスなので、当然様々な技術に支えられて成立しています。YAPCは技術の話を幅広くする場であり、そういった場で新しい発見を得ることでPR TIMESを更に発展させられるかもしれませんし、逆に私たちが業界内の技術を前に進められるかもしれません。
また当社には「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」というミッションがあります。YAPCは以前より情報発信の場として様々な人に影響を与え、人の心を揺さぶってきた場だと私は考えています。
PR TIMESはそういった場を提供してきたYAPCに協賛することで、業界内の発展に貢献できればと考えています。
登壇内容
登壇は「llsとcachectlから学ぶ、Goでシステムプログラミングをする方法」というタイトルで発表します。

以前このブログでも紹介した事例ですが、3100万ファイル入っていたディレクトリのlsをするために自作lsであるllsを開発し、実際に適用してファイルのリストを取得しました。

このブログではGoでシステムコールを直接実行した程度の説明しか書いていませんが、今回はもっと掘り下げて、システムプログラミングとは何か、Goでシステムプログラミングをするとどうなるのか、普通のGoのプログラムと何が違うのか、Cでシステムプログラミングするのとは何が違うのか、という点を解説していこうと思います。
もう1つの事例として以前はcgoで実装されていたcubicdaiya/cachectlをpure Go実装に移植しているので、こちらも紹介していきます。実際にCの実装をどうGoに移植したのか、システムコールはどう実行しているのか、という観点で見てもらえたらいいと思っています。
あまりGoでシステムプログラミングをやる方法についてまとまった資料は少ないと思いますし、私自身も内容的に発表する場がなく、今まで特に発信してこなかったところなので、今回発表できてうれしいです。
ちなみに当日も紹介しますが、以下の本が参考文献になっているので、以下の本を読んでから聞いてもらえると理解が深まると思います。
最後に
久しぶりのオフラインカンファレンスなので楽しみであると同時に緊張していますが、みんなで楽めたらうれしいです。当日参加する方はよろしくお願いします!