エンジニア採用サポートが感じた半年間のチームコミュニケーションの変化

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こんにちは、業務委託でエンジニアの採用サポートをしている山岡(@hiro_y)です。今年7月にはイベント「PHPバージョンアップkickoff」を執行役員CTOの金子さん、uzullaさんと開催しました。その後、PR TIMESでは着々とコードの修正・改善が進んでいます。リファクタリングの進め方についてはuzullaさんが詳細な記事を書いてくださったので、是非ご覧ください。

目次

採用サポートとは

さて、私はPHPエンジニアでもあるのですが、PR TIMESには「採用サポート」という一風変わった肩書きで携わっています。具体的に何をしているかというと、エンジニア採用における、エンジニアでないとわからない部分をサポートする役回りです。

例えばレジュメ(経歴書や転職サイトに記載されたプロフィール情報)を見るとき、技術要素と技術の歴史について知識がないと、その方の経歴を正確に知ることはできません。当然エンジニアが見たらわかることではあるのですが、その都度確認してもらうのも手間がかかってしまいます。そこでエンジニア採用に長年携わり、エンジニアとしても経験年数の長い私の出番なのです。

2021年の6月から、人事本部のエンジニア採用担当の方と、執行役員CTOの金子さんと密接に連携して、開発本部に必要な人物像を洗い出しつつ日々の採用業務をサポートしています。また、チャットツールとして利用しているSlackのエンジニアチャンネルをウォッチして社内のエンジニアリングの様子の理解に努めています。

エンジニア組織の雰囲気の変化

仕事を始めて一番初めに話したのは、そもそもPR TIMESにエンジニア組織があって、求人を出していることを世の中に知ってもらわなければならないということでした。PR TIMESを知っていても、その会社にエンジニア組織があって、働いているエンジニアがいることはなかなか想像できません。そこが想像できないと、自分がその中に入るという選択肢がそもそも浮かばないのです。

そのため、この開発者ブログの運営であったり、前述のようなイベント開催だったりを通して長期的な視点でエンジニアの姿が見える発信を増やしていく方式を採りました。

正直なところ、私が携わり始めたタイミングでは、社内のエンジニアたちが自信を持って発信していける雰囲気ではありませんでした。コロナ禍にみまわれたこともあり、エンジニア同士のコミュニケーションはリモートでのやり取りが中心でしたが、Slackのエンジニアチャンネルのメッセージ流量が極端に少なかったのを覚えています。

しかし最近では、開発者ブログの投稿・更新も頻繁になり、Slackのエンジニアチャンネルも流量が多く流速も速くて、とても全部追い切れないぐらいになっています(もう全部追うのは諦めています…)。携わり始めてから半年と少しで、随分変わったものだなあと感慨深くもあります。一体何が起こったのでしょうか。

何が起こっていたのか

私が携わり始めたタイミングは、2021年4月に金子さんが執行役員CTOとして着任し、方針を打ち出していろいろなやり方を抜本的に変えていく真っ最中でした。今までとは違うやり方に対する不安もあったでしょう。また、そもそもアウトプットして発信する文化が当時ほとんどなかったように思います。

そこから、金子さんが積極的にCTO通信でご自身の考えを共有、Slackでもどんどん発言して周囲のエンジニアを巻き込んでいきました。最初のうちはエンジニアメンバーの受け答えも硬さが目立ちましたが、次第にスムーズなやり取りに変わっていったように思います。CTOがやるんだから大丈夫、と皆が徐々に安心して自由に動けるようになっていった時期ですね。

そしてuzullaさんがジョイン、「PHPバージョンアップkickoff」イベントを開催したあたりから一気にその流れが加速します。自分たちが直面しているシステムの課題を認識し、特別なことではないと認識できたことと、それを自分たちの手で解決していけるとわかったことが心理的に大きかったのではないでしょうか。

uzullaさんのカジュアルなコミュニケーションスタイルに引っ張ってもらうような形でコミュニケーションがどんどん活発化、質問やレビュー・QAの依頼など、巻き込まれる人もどんどん増えていきました。そしてさらに、バックエンドのPHPアプリケーション開発だけでなく、フロントエンドの刷新(Reactの大胆な導入)やインフラの刷新(AWS活用のさらなる強化)も開始したことで、コミュニケーション活発化の流れはさらに加速、開発スピードもどんどん上がってきています。

これからどうなっていきそうか

最近では、職種としてもエンジニアだけでなく、プロダクトチームやデザインチームも絡んでコミュニケーションすることが増えました。この開発者ブログにも投稿してくれるようになり、職種を超えてどのような人たちが中にいるのかだいぶ外からも見えるようになったと思います。

何より、私が携わり始めたころと比べて皆がとても楽しそうです。それは自信の表れであり、近い未来自分たちがどうなっていて、プロダクトがどうなるか明快にそれぞれが思い描けるようになってきたからかもしれません。

もちろん、解決しなければならないエンジニアリングの課題はたくさんあります。しかしそれをどうやら自分たちで解決できるらしいとわかったとき、エンジニアとしては(もちろん大変ですが)一番ワクワクするタイミングなのではないでしょうか。

興味を持ったら是非

PR TIMESでは、全方位(バックエンドフロントエンドインフラQA)でエンジニアを募集しています。前述のとおりエンジニアリングの課題がたくさんあるので、一緒に解決していく仲間がほしいです。まずはお話からでも全然結構ですので、お気軽にお声がけいただければと思います。

傍目で見ていても、これだけ大変だけど楽しそう(エンジニアだけでなく周囲の関係者も含めて)な現場はなかなかありません。是非是非よろしくお願いいたします。

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この記事を書いた人

PR TIMESでは業務委託でエンジニアの採用サポートをしています。ベースはPHPのエンジニア。合同会社テンマドという会社をやっています。

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