開発本部QAチームの山田です。
6月17日(木)〜18日(金)にかけて、22卒向け採用ハッカソンを開催しました。
普段は公開していない、PR TIMESでこれまでに配信頂いた90万件のプレスリリースを取得できるAPIを特別に開放し、学生のみなさんにフレッシュな視点で新しいアイデアを実現して頂くイベントです。
今年で6年目となりますが、大勢の学生にご参加頂き大変感謝しています。
開催目的
毎年このハッカソンは基準に達した最優秀賞・優秀賞の学生に内定を出し、新卒エンジニアとして入社頂く採用の場としてのイベントとなっています。
ただ選考の場としてだけでなく、力を振り絞りひとつの目標に向かって頑張る学生たちを応援し、行動と成長の機会となる場にしたいという想いも持っての開催です。
PR TIMESは「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」というミッションを掲げているとおり、行動者を本当に応援していきたいと考えています。
6月3日に配信したプレスリリースでも背景を記載していますので、ご覧ください。

内定(最優秀賞・優秀賞)を出す基準も、ハッカソンではありながら単に技術力だけでなく、PR TIMESのミッションやバリューに共感して一緒に進んでいける行動者であるかといった面も重視しています。
開催当初は参加者がなかなか集まらず苦しかったこともありますが、このイベントで入社して頂いたエンジニアはみなさん本当に活躍しているので、基準は下げずに良かったと思っています。
そして今年も最優秀賞2名・CTO特別賞1名を選出し内定を出すこともできました!
オンラインでの開催
例年はPR TIMESオフィス内のフリースペース(GArDENという名前がついています)を使い、オフラインのリアルな場で開催してきました。しかし、昨年・今年とコロナ禍ということもあって昨年に引き続き完全オンラインでの開催となっています。
オフラインの開催ではPR TIMESのメンバーが仕事をしている風景を見て頂いたり、雰囲気を感じて頂いたりできたのですが、それができない中での開催はたくさんの工夫が必要でした。
そんなハッカソンを事前のチーム作り、会社の雰囲気を感じてもらう壁打ちタイム、オンライン懇親会など、レポートしていきます。
事前準備
まずは事前説明会 兼 個別面談会を3回にわたって開催しました。15〜20分でPR TIMESのビジネスやミッション・バリューといった想い、そしてハッカソン概要の説明です。
技術力だけでなく、ミッションやバリューも重視する選考基準もお伝えしています。これによってたくさんのインターンに参加してこなれた経験のある学生だけでなく、これから活躍できるポテンシャルのある学生も気後れなく参加して頂けています。
面談では各学生の使える技術や目指しているエンジニア像や作りたいものなどをヒアリング。
それを元にこちらであらかじめ3〜4人のチームを組みます。ハッカソン当日に初めて顔を合わせることになるメンバーとのコラボレーションも、行動者のひとつの基準です。
そして参加の学生にはPR TIMESからのスペシャルBOXをお送りしました。これはハッカソン終了後のオンライン懇親会でご利用頂くドリンクやオードブルが詰まっているオリジナルBOXです。
PR TIMESでは様々な機会にできるだけプレスリリースを配信頂いている企業さまの商品を利用するという文化があり、今回ももちろんご利用企業さまが想いを込めたプレスリリースを配信された商品を詰めました。
そして、開催数日前にはPR TIMESのSlackにシングルチャンネルゲストとして参加のみなさんを招待し、コミュニケーションしていきました。
オープニング
10:00 いよいよ開催スタート。今年はオンラインで17名の学生に参加頂きました。
まずはオープニングセレモニーでPR TIMES側のサポートやメンターのメンバーを紹介。メンターとなるのは2019年に開催した20卒ハッカソンで入社した3名のエンジニアです。
20卒ハッカソン詳細はこちら。

そして学生からの自己紹介。みなさんやはり少し緊張が見えますが、画面を通してもわくわくしている熱気が伝わってきます。
その後は早速チームに分かれてお昼までアイデアソン。各チームごとに企画を発表し、2日間にわたるチーム開発へと入っていきます。
2日間にわたる開発
2日間でアイデアを考え1つの動くものを開発する。これは想像以上に大変です。
今回はPR TIMESのGitHub内にチームごとの専用レポジトリを作り、学生をゲストで招待し、そこでコラボレーションして頂きました。
チーム内でのアイデアの衝突、担当する箇所の振り分けなど、どうコラボレーションを進めていくか、チームごとに個性がでます。
オンライン上で頻繁に声を掛け合いながら進めるチーム、作るものを決めた後は黙々と各個人で作業に専念するチーム、本当にさまざまです。
中には深夜も寝る時間を削り、1つの目標に向かって諦めずにより良い実装にしようといううチームもありました。
オンライン上でコラボレーションすることは、コロナ禍でリモートに慣れてきたエンジニアメンバーでも本当に難しいことです。
中には席を外すときにこんな背景にする学生もいて、オンラインで何とか円滑に進めようという気遣いが本当に素晴らしいと思いました。

こういった学生たちの姿勢を見ていると、PR TIMESのメンバーも刺激を受け、より一層頑張ろうという気持ちになります。
メンター
先にも述べましたが、メンターとなるエンジニア3名は2019年のハッカソンで最優秀賞・優秀賞を受賞し入社した3名のエンジニア。現場で活躍しているメンバーなので、質問に学生と一緒になって考え、的確に答えていきます。
中には夜ちゃんと寝たほうが頭がスッキリして2日目の作業が進みますよといったような、実際にこのハッカソンの参加者でもあった経験からのアドバイスも!?
一方オンラインならではの難しさもありました。Slackで質問を出して頂いたり、時間を決めて各チームのオンラインルームをまわったりしていましたが、やはり気楽に顔を合わせて聞ける環境がまだまだ100%作りきれていなかったという反省点があります。
本当はもっと質問したいこともあったんだろうなあというのは、次回へのTryです。
壁打ち会
アイデアソンの時間内も含めて合計3回、代表・山口さん、CTO・金子さん、プロダクト本部長・鈴木さん3名による壁打ち会を開催しました。

ハッカソン内でつまった時、就活やこれからのキャリアへのアドバイスが欲しい時、雑談したい時などに、メインルームに来て頂きコミュニケーションできる場所です。
学生たちには、今後のキャリアにも役に立ちハッカソンに参加してよかったと思えるものを何か1つでも持ち帰って頂きたかったので、こういったコーナーも設けました。
人事面談
2日目の朝、開発中に集中している中ではありますが、17名全員に1人20分ずつ人事と面談を設定しました。開発している姿だけではわからない奥深い考え方などを話して頂き、みなさんの個別審査の参考とします。
みなさん学生とは思えない視座の高い考えを持っている方もいて、素晴らしいです。
プレゼンテーション
2日目の夕方チームごとのプレゼンテーションです。1チーム10分で、作品の紹介・実際に動くもの・個人成果を発表してもらいます。
運営メンバーはソーシャルディスタンスをとってGArDENに集まり、各チームの努力の結果となるプレゼンテーションを見させて頂きました。

またその他の多くの社員たちもオンラインでプレゼンテーションに参加し学生たちの努力を讃えました。
各チーム本当に努力して最後まで頑張った結果、とても2日間で完成させたと思えない作品やコードだったりが多く披露され、社員一同感銘を受けました。

今回のハッカソンではできるだけ開発に力を注いで頂きたいという考えで、プレゼンテーション用のフォーマットをPR TIMESで用意したのですが、それでもプレゼンテーションは画一的にならず各チームの個性が発揮されていたのも嬉しかったです。

審査&受賞者発表
PR TIMESの役員+運営メンバーによる審査で受賞者が決定。
いよいよ発表の時を迎えます。
今年は甲乙つけがたい2名がともに最優秀賞となる異例の展開。さらに2日間で不慣れなフロントエンドを担当しながらも圧倒的なコード量を書いた1名がCTO特別賞を受賞。
この3名がいずれも内定者となりました。発表したときの学生たちの喜ばしい顔が忘れられません。
総括
今回参加頂いた学生のみなさんは、ハッカソンに参加するという選択をしただけでも行動者でした。
受賞の有無に関わらず、きっと何かを持って帰って頂けたと信じています。
参加のみなさんが行動者として成功することを祈っています。
開発本部・プロダクト本部積極採用中!
こんなイベントも開催しているPR TIMESでは新卒だけでなく中途でも積極的にエンジニア・PdM・PMMなどプロダクト開発に関わるメンバーを募集しています。
ぜひ一緒に「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」を実現していきましょう!
ご応募お待ちしています!!